海なし。
日本列島は島国故に四方を海に囲まれていますが、それでも、いわゆる「海なし県」は存在します。
栃木県・群馬県・山梨県・埼玉県・長野県・岐阜県・滋賀県・奈良県の8県が「海なし県」です。ちなみに、この8県のうち奈良県以外は全て隣接してるんです。滋賀県と奈良県も離れている距離は僅かです。お気付きでしたか?
さて、じゃあ沖縄県はどうなんでしょう。沖縄県も同様に四方を海に囲まれており、南北に細長い地形となっています。そんな沖縄県内にも「海なし県」ならぬ「海なし市町村」は存在するんでしょうか…。
沖縄県の市町村数は「41」。内訳は「11」の市「11」の町「19」の村となっています。その「41」市町村の中で、果たして海に面していない「海なし市町村」は存在するんでしょうか。存在するとしたらいったい幾つあるのでしょう。沖縄県民の方ならご存知でしょうが、本土の方はあまり知っている方はいないでしょう。
え?そう思っているのは僕だけ?
答え。海なし市町村はあります。市町村数は「1」です。
それは、那覇市に隣接している沖縄県南部の「南風原町(はえばるちょう)」です。
「沖縄県で唯一、海に面していない自治体」としてウィキペディアでも紹介されている「南風原町」ですが、もとは首里王府の直轄地域として栄えていた場所でもあるようです。首里城の城下町的な雰囲気だったんでしょうね、きっと。
ちなみに、町のキャッチフレーズは南風原町のHPによると「スマイル、生まれる、南風原」らしいです。きちんと韻を踏んでいる辺りが憎いですね。ZEBRAさん辺りに言わせてみたいフレーズです。
そして、この「南風原町」を一躍有名にした人物がいます。その方は脚本家「金城哲夫」さん。金城さんは南風原町出身で「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラマンセブン」の企画立案や脚本を執筆された方。一連と続くウルトラマンシリーズに大きな影響を与えた存在だった…とも言われています。今でも生家である「松風苑」という料亭内には「金城哲夫資料館」として当時の書斎がそのまま残してあるそうです。
ということで、今回は沖縄県にある「海なし市町村」について書いてみました。
ここのところ仕事が忙しく生活も不規則なので思うようにブログを更新出来ていませんが、合間を縫ってチョコチョコと更新するつもりでいますのでご期待くださいませませ!